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2011.02.21 (Mon)

燻製じゃなくてもハムって言っていいのだろうか

【記入者:監督】

混ぜ書き、というものがあります。
「ら致」とか「改ざん」とか「漏えい」などのように、一つの熟語を漢字とかなの混在で表記するやり方です。
これ嫌い。
なにしろ読みにくい。格好悪い。
この表記と、それを善しとするお上に対して言いたい事は山ほどあります。
ただ、なにかを「嫌い」ということに主軸を据えた文章というのはどうも殺伐として見苦しくなりがちなので、ここは敢えて論点をずらして書き進めることにします。

今宵の肴は自家製の鶏ハム。
安物の胸肉と適当なスパイスと最低限の火加減が生み出す、むっちりもっちりなミディアムレア風味。
この「鶏肉でしょ? これ大丈夫なの?」ってくらいの、胸肉とは思えぬ食感が良いのです。
流石に、他人様に出すときはもう少し火を通しますけどね。

論点がずれすぎました。
日本語の話をしましょう。
混ぜ書きはおいといて、分かち書きってのがありますね。
文章において、単語と単語、あるいは文節と文節の間に空白を入れる表記です。
原則として、英語や韓国語は分かち書きをします。日本語はしません。
なぜ日本語が分かち書きをしないかと言えば、不要だから。かなと漢字と句読点で表記する日本語の文章は、空白がなくても言葉の区切り目を見つけやすいからでしょう。

かなと漢字の間には、目に見えない空白がある。
こう言い換えてもいいでしょう。
そのあたりを深く考えずに文章を書くと、たとえ漢字や句読点があったとしても読みにくい文章になってしまいます。「先生きのこる」とか「アフガン航空相撲」なんてのはその極端な例ですが。
つまるところ混ぜ書きというのは、その「目に見えない空白」を一つの単語の中に割り込ませる行為ということになるわけです。

「個人情報が漏 洩しました」

混ぜ書きの読みにくさには、上記の文章と同質のものを感じます。
こんな表記を好き好んで使う人間はいないと思います。
故に、新聞社や出版社など、この表記を使う側にもそれなりの事情はあるのでしょう。
そう考えると、こうして酒と肴を手にいつでも好き勝手な文章を書けるというのは、すごく幸せなことなのかもしれませんね。

テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

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