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2009.12.22 (Tue)

ポテチとサザエの境界

【記入者:監督】

こんな時期に雑談で冬コミ情報を押しのける暴挙。
新刊のお知らせは下の方にございますよ。


以下本文。


たとえば貴方が、自宅でもマンガ喫茶でも愛人の部屋でもいいけど、とにかくリラックスできる環境にいたとします。
で、ゆったりと寛ぎながら、袋入りのポテチやなんかを気楽にパリパリ食べていたとします。
そんな時、「さて次の一枚」と思って袋から取り出したのが、サザエだったらどうですか。
ポテチだと思って手に取ったモノが、サザエだったら。

「えっ? ここでサザエ?」と思うでしょう。
「まぁサザエは旨いよね。それなりの処理をすれば」と思うかもしれません。この際、好き嫌いは置いといて。
「でも、今ここで食うのはなあ……」と思うんじゃないでしょうか。
それで結局、サザエはどこかそこらへんに置いといて、残りのポテチをパリパリ食べ始めるんじゃないでしょうか。

私にとって、漫画本の中に紛れ込んでいる小説というのは、そんな感じの存在なのです。
決して小説が漫画に劣ると思っているわけではなく、娯楽性においてどちらが優れていると思っているわけでもなく、ただ『漫画を読もうとしている精神状態』において小説は異質な存在だと思うのですよ。

漫画は気楽なものです。
寝っ転がりながらでも、ポテチを食べながらでも、すらすら読めます。
それこそが漫画のいいところだと思います。
一方で小説というのは、読みながら絶えず頭の中でイメージを起こす必要があるから、結構な精神力を消費する。おまけに大概は漫画よりも読み終えるのに時間がかかる。要するに腰を据えてかからなきゃならんわけです。
だから、小説を読むには――というか読み始めるには、それなりの心の準備というものが要ります。準備のできていない状態で小説を差し出されても、それはポテチ袋の中のサザエの如く、「いや、今はちょっと……」という気分になってしまいます。ちゃんと読めば面白いんだろうな、という事が解っていたとしても。

そんなわけで私は、漫画本の中に小説が混じっていた場合、最初はおおよそ気乗りせずに飛ばしてしまいます。で、また別の機会のときに小説だけ抜き出して読んだりします。作者さんすまん。
私個人が読み手として無礼なだけかもしれませんが、とにかくそういった次第でありまして、漫画と小説を(内容がリンクしているならまだしも)同じ場に載せるのはあまり良いやり方ではないんではないか――と思うわけです。どうせ小説を書くならもっとましな発表の仕方があるだろう、と。
これが、以前書いた『サークルの本に小説を載せることに躊躇する理由』の二つ目。

小説だけで本を作ったらどうかって?

ああ、そりゃ理想だ。
それだけ書ければ、だけど……。

テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

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